誘う女
狂ったエクスタシーってコピーはどうよ?な現代病映画。
テレビに映ることが生きがいのお天気キャスターのスザーンは夫からキャスターの夢を諦めてレストラン経営をしないかと言われたことに憤り高校生男子を誘って夫を殺させ一躍時の人となるが
… というお話。
年下男モノ?けっ、流行の『東京タワー』かよ。
もしくは『氷の微笑』とかの単なるカモォーン系?
と、まったくもって見る気がなかったのですが
昼食を食べていたらでやっていたので鑑賞。
で、なんか『ベティ・サイズモア 』みたいだー。これ。
ヒロインの自分に酔っちゃってる具合も、
配役が妙にぴったりな加減も。
ストーリーってより女優と映画の関係っていうとこらで。
二コール・キッドマンの上目づかいが炸裂。
でかくてデコ広いから気になってるんですが、いつも。
テレビって、出たい人にとっては魔物なんだろうなぁ。
まあ、ブログ更新してる時点で似たようなもんかもなぁ。
他人事じゃないですぞ
ウォーホルのように画面が増殖していくラストは
テーマ的にうまい!と思ったり。
じゃがいも餅たべながら見入ってしまいました。
ネタバレ警報・ネタバレ警報・ネタバレ警報
凍りついた湖に沈む金髪美女。という画を見ると脊髄反射で
氷河のママン!
とか思ってしまいます。
引き上げると傷むからバラの花もって潜るんだっ。
くらえ!ダイアモンドダストォー!! ぐらいの勢いで、ドキドキします。
ネタバレ警報・ネタバレ警報・ネタバレ警報
◆誘う女 DVD ◇
恋は邪魔者
ちょいダサ加減がキモ!の60’sファッション王道ラブコメ映画。
予想以上に60’sインテリア&洋服がかわいい!
オープニングからきゃあきゃあ言い通しでした。
1962年のマンハッタンにやってきた新人作家(レニー・ゼルウィガー)が書いた男性との愛や結婚を否定しセックスはチョコレートで代用できるというベストセラー本のせいで商売上がったりになったプレイボーイの雑誌記者(ユアン・マクレガー)は彼女を落としてスクープ記事を書くために駆け引きをはじめる…
というお話
イギリスの旅行代理店Club18-30の広告みたいな画面の遊び
主人公二人の留まるところをしらない駆け引き(意地の張り合い?)
やりすぎ感はあるけど面白かった。
まあ、やりすぎのおかげで最後の方はテンション下がったけど。
気分を盛り上げるために思わず
バレンタイン用に購入したチョコ詰め合わせを開封。
よくわからんけど無礼講じゃー、わはは。
それにしても
レニーって、いつ見ても「もったり」した顔してるなぁ。
雰囲気は甘いのに声はダミだし。あか抜けないし。
ブスかわいいというか、なんていうか。でも妙にクセになる…。
対するユアンも、「もっさり」してるので
普通の恋愛映画にするにはイマイチな二人だけど
この映画では正解。
美男美女が演ずるプレイボーイ&フェミ女の恋愛
なんて、想像するだに暑苦しいですもん。
最近は「プリティ・ピンク・コメディ」と銘打って
『キューティー・ブロンド』やら『メリーに首ったけ』やら
十把一絡げにしてキャンペーンしてますが
男子禁制にするにはもったいないセンスです。
ぜひ。
http://tonterias.iespana.es/tonterias/series/doble_sentido/doble_sentido_1.htm
8人の女たち
あの女優もこの女優も歌って踊っちゃうんですよダンナ!という映画。
映画というよりもはや事件!というキャッチコピーも納得な
カトリーヌ・ドヌーブなどビッグな女優8人が豪華共演というフランス映画。
しかもミュージカル。
「ミュージカル」と「フランス映画」で引き気味のそこのアナタ!
けっこう楽しめますよ、これ。
きれいな背景やドレスが見れたらいいや。という気持ちで見始めたんですが
ストーリーもちょこちょこ入る笑いも、予想外に楽しい!
もちろん期待していた衣装もセットもわざとらしさと色の美しさが最高。
フィフティーズ感あふれる「総天然色」な色使い。
さらに大注目なのが
個々のキャラクターに合わせて作られたディオールのニュールックな服!
ニュールックというのは
ウエストをシェイプしたジャケット+ボリュームのあるスカート
という50年代を席巻した「銀幕の女優~。」なファッションで
今年の流行なんか、まさにこれなんですわ。
8人の女優の足元が並んだだけというチラシだったけど
その靴だけでもう、キャラ設定が浮かび上がってくるんだもんなぁ。
衣装さんに握手を求めたい。
彼氏は見終わって「女の人、怖い。」と怯えていたけれど
私はけっこう「女って楽しい。」映画だったと思う。
あんな服着れるだけでもね。
あ、いまなんか舞台やってるけど
あの配役はどーうだろう。(特にエマニュエル・ベアールの役あたり。)
猟奇的な彼女 (2003 韓)
『電車男』の元ネタと思われる元祖韓流ブーム映画。
猟奇的という言葉の選び方がまず秀逸。
悔しいけどすんごく気になるもん。
けど流行ってしまったためにやさぐれgajinは
映画館も韓国映画コーナーも横目でちろりちろり覗きつつ
やっと先日、見ました。
共に見ていた母親が一言。
「……酔っぱらいかたがアンタそっくり…。」
面倒を見ている彼氏が不憫だと説教までされてみました。
えー。
…人は殴ってない。(部分否定)
優柔不断なダメ大学生キョヌ(チャ・テヒョン)は駅のホームで泥酔した「彼女」(チョン・ジヒョン)と出会い流されるままホテルに連れて行き介抱。顔は好みだがキツイ性格と凶暴に酒癖の悪い「彼女」に翻弄されるが「彼女」の悲しい秘密を知って…
という話。
ちょーっとダレてきたなー
と何度か欠伸をしましたが、
ダレきった頃に話がゴツンと展開するし
めずらしく見終わってほんわかしあわせになれる映画。
少女漫画だけどー
いいの。
たまにはラブーな気持ちになるのも悪くないもんです。
チョン・ジヒョンでかいけど、かわいい。
あと「カノン」をジョージ・ウィンストンのっていうとこがなんか好き。
恋の門
松尾スズキのテレフォンショッキング映画。
舞台とか全く見ないんで、本領発揮ドコロを見たことないのになんなんですが
ミーハーファンの密やかなる告白。松尾スズキ、好きなんです。
・・・顔が。
(いろんな意味でごめんなさいごめんなさいごめんなさい。)
酒井若菜の百面相もだいすき。
中吊り広告で微笑んでたグラビアアイドル時代には
ぶちゃいくだなー。くらいの感想しかなかったのに。
もったりした表情とアニメ声でへにゃ~と笑った後
訛りながらドスを効かせちゃう切り替えっぷりがたまりません。
でも映画、つまんなかったぁーーーー。
羽生生純の同名漫画が原作。コスプレが趣味のOL証恋乃と石フェチの自称漫画芸術家蒼木門とその周りの奇妙な人々の怒涛の純愛コメディ
なんですが。
これ15分づつ細切れにして
毎週水曜AM01:45~放送のドラマにしようよぅ。
細かいとこは面白いんだけど、途中でネタ待つのに飽―きーるー。(暴言)
あと個人的には
チューとかのラブーなシ--ンがものすごーーく苦手なので
意外にも多いその手のシーンに
ふっ。そーか。恋愛映画やったんか・・・わいが悪かった・・・。
と、寂しく目をそらしてNOSMOKINGの赤いランプを睨みつつ。
一番面白かったのは、エンドロール。
漫画家とか映画監督とかグラドルとか大量すぎ。
『不可思議実験体ギバレンガー』という劇中アニメが
メカデザイン&演出:庵野秀明 + 主題歌:影山ヒロノブ兄貴 !
ってとこが、無駄にゴージャスで、すてき。
いや、でも、ソウルキャリバーて。懐かしいし。
ソフィーティアさんが好きなんだけど(ポッ。)コスプレ的には服が地味?
どうせ谷間フェチなんだからタキにすればよかったのに監督っ。
コミケのシーンはビッグサイトの設定なのに
中に入ると公民館かよ!というありえない狭さが妙に笑えます。
その前に、あんな健全な同人誌って見たことないっす。
それにしても「比類なき鬼才」って・・・
言われてみたーい。
(2004・日本・114分・http://www.koinomon.com/)